リフォームはいつがいい?土用・吉日と心がまえの風水

リフォームの計画が動き出すと、「工事を始めるのに、縁起の良い時期ってあるのかな?」と気になってきますよね。せっかく家に手を入れるなら、タイミングも大切にしたい——その気持ち、とてもよくわかります。実は昔から、家の工事には「避けたい時期」や「心がけたい作法」があると言われてきました。この記事では、リフォームで気をつけたい土用の時期、良い日の選び方、そして意外と見落としがちな「工事に関わる人への心がまえ」まで、家を読む専門家としてお話しします。日取りに縛られすぎず、でも知っておくと安心できる、そんな知恵をお届けしますね。

目次

リフォームの日取りは「気にしすぎない」が基本

まず、大前提をお伝えします。リフォームの日取りは、完璧を目指して神経質になる必要はありません。良い日ばかりを追いかけていると、工務店さんの都合や自分たちの予定と合わなくなって、かえって計画が窮屈になってしまいます。

大切なのは、「知らずに避けたい時期を踏んでしまわない」こと、そして「良い日を選べた、と前向きな気持ちでスタートできる」こと。この2つが叶えば十分なんです。だからこの記事も、ルールでがんじがらめにするためではなく、あなたが安心してリフォームに踏み出せるように、という気持ちでお伝えします。肩の力を抜いて読んでくださいね。

避けたい時期|「土用」は土を動かす工事に注意

日取りの中で、いちばん知っておいてほしいのが「土用(どよう)」です。土用というと、夏のうなぎを思い浮かべる方が多いですが、実は土用は年に4回、季節の変わり目ごとにあります。立春・立夏・立秋・立冬の前の、それぞれおよそ18日間。この期間が土用です。

土用に「土を動かす」のを避けるのはなぜ?

昔からの言い伝えでは、土用の期間は土を司る神様が土の中にいるとされ、その間に土を動かすと良くない、と考えられてきました。具体的には、基礎工事や増築、庭づくりや外構、井戸に関わる工事など、地面や土に手を入れる作業は、土用の時期を避けるのが習わしとされています。リフォームでも、家を広げる増築や、お庭・外まわりの工事を予定しているなら、この土用は気に留めておきたいところです。

「間日」という例外の日もあります

とはいえ、土用は約18日間も続きますから、「その間はいっさい工事できないの?」と心配になりますよね。ご安心を。土用の期間中にも、土を動かしてよいとされる間日(まび)という例外の日があります。この日は土の神様が天に上がっているとされ、土いじりをしても大丈夫と考えられてきました。

ただ、土用の期間も間日も、その年によって日付が変わります。ですから、増築や外構など土に関わる工事の日程を決めるときは、その年のカレンダーで土用と間日を確認しておくと安心です。工務店さんも、こうした暦を気にかけてくれることが多いので、相談してみるのもいいですね。

土用の期間はいつ?(2026〜2028年の早見表)

参考までに、これから3年分の土用の期間をまとめておきます。増築や外構、お庭など「土を動かす工事」の日程を考えるときの目安にしてください。

冬土用春土用夏土用秋土用
2026年1/17〜2/34/17〜5/47/20〜8/610/20〜11/6
2027年1/17〜2/34/17〜5/57/20〜8/710/21〜11/7
2028年1/17〜2/34/16〜5/47/19〜8/610/20〜11/6

各期間の初日が「土用入り」、最終日が「土用明け」で、その翌日が立春・立夏・立秋・立冬にあたります。2026年・2027年は国立天文台の暦要項にもとづく確定の日付、2028年は天文計算からの見込みです(2028年分の公式の暦は2027年に発表されるので、直前に念のためご確認くださいね)。なお、この期間の中にある「間日」は年ごとに変わるため、実際の工事日を決めるときは、その年の間日もあわせて確認しておきましょう。

室内の内装リフォームは、そこまで神経質にならなくてOK

ここで安心してほしいのが、土用で特に気をつけたいのは「土を動かす工事」だということ。壁紙の張り替えや、キッチン・水回りの設備交換、室内の間取り変更といった、地面に直接手を入れない内装リフォームは、そこまで神経質にならなくて大丈夫です。もちろん気になる方は間日を選んでもいいですが、「土用だからすべての工事がダメ」ということではありません。ここは誤解されやすいので、覚えておいてくださいね。

良い日|一粒万倍日や天赦日など

避けたい時期の次は、良い日の話も少しだけ。日本には昔から、物事を始めるのに縁起が良いとされる日があります。一粒のもみが万倍に実るとされる「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」、一年でも特に縁起が良いとされる「天赦日(てんしゃにち)」、なじみ深い「大安」などですね。

リフォームの契約日や着工日を、こうした吉日にそっと合わせると、「良い日を選べた」という前向きな気持ちでスタートできます。ただ、これはあくまで気持ちを整えるためのもの。吉日にこだわりすぎて工事のスケジュールが乱れては本末転倒なので、「予定が合えばラッキー」くらいの軽やかさで取り入れるのがおすすめです。

工事する場所の方位は?|人と家で変わるので要注意

「リフォームする場所の方位が、今年は良くないみたいで心配…」というご相談も、よくいただきます。ただ、この方位の吉凶は、本当にひとことでは言えないんです。というのも、方位が良いか悪いかは、その方の生年月日や、家の中心から見た位置、さらには流派の見方によっても変わってくるから。「今年は西のリフォームはダメ」といった一般論をそのまま当てはめても、あなたの家に当てはまるとは限りません。

ですから、工事する場所の方位が気になる場合は、ご自宅の間取りとご家族の状況に合わせて個別に見るのがいちばん確実です。気になる方は、この記事の最後にご案内する相談で、具体的に読み解くこともできますよ。ここでは「方位は一律に決められないもの」とだけ、頭に置いておいてください。

リフォームで心がけたいこと|関わる人への礼儀が最大の開運

そして、ここからが私がいちばんお伝えしたいことです。リフォームの開運で、日取りや方位以上に大切なのは、工事に関わってくださる人への心がまえだと、私は思っています。

私は風水の鑑定を続けるなかで、長くハウスメーカーさんや工務店さんと一緒に仕事をしてきました。数えきれないお宅を見せていただくうちに、はっきりと分かってきたことがあります。それは、同じ間取り・同じ予算でも、施主さんと現場の関係が良いお宅ほど、仕上がりも、その後の暮らしの心地よさも、不思議とうまくいくということ。逆に、関係がぎくしゃくした現場は、どこか小さなほころびが残りやすいんですね。これは風水の理屈というより、現場で積み重ねてきた実感です。だからこそ、家づくりに関わる人との付き合い方を、少しだけお伝えさせてください。

考えてみてください。あなたの家を良くするために、工務店さんやメーカーさん、現場の職人さんが、汗をかいて手を動かしてくださる。その方々との関係が気持ちの良いものであることは、風水的にもとても大切なんです。人との良いご縁は、運の通り道。家に関わる人を大切にすることが、めぐりめぐって良い家、良い運を招くと考えられます。

現場の職人さん・工務店さんへの心遣い

まずは、シンプルに感謝と敬意を持って接すること。工事に来てくださった職人さんに、笑顔で挨拶をする。暑い日や寒い日に、さりげなく飲み物をお出しする。こうした小さな心遣いが、現場の空気をあたたかくします。差し入れは絶対に必要というものではありませんが、「気にかけてもらえている」という気持ちは、丁寧な仕事につながっていくものです。そして工事が終わったら、きちんとお礼を伝える。当たり前のようでいて、これがいちばん効く開運アクションだったりします。
最近の酷暑、天候不良などの際には進んでこちらから状況を伺い、延期などを申し出てみるのも気づかいの一つ。

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要望は整理して、誠実に伝える|「決めるまで」の時間を大切に

もうひとつ大切なのが、こちらの要望を最初にきちんと整理して伝えることです。工事が始まってから、あれもこれもと次々に変更を出すと、現場は混乱しますし、関係もぎくしゃくしがち。追加の費用や工期の延びにもつながって、いいことがありません。実は、いったん動き出した工事の途中で計画を変えるのは、想像以上に大変なことなんです。

だからこそ、決めてしまうまでの時間を、じっくり大切にしてほしいんですね。ショールームを見て回る、家族で優先順位を話し合う、気になることは着工前にぜんぶ質問しておく。この「決めるまで」の時間を惜しまないことが、結果的にいちばんスムーズで、関係も円満に保てる進め方です。事前に「どうしたいか」をまとめて、優先順位もはっきりさせておけば、打ち合わせも気持ちよく進みます。それでいて、プロの意見にはきちんと耳を傾ける。無理な値引きを迫るよりも、信頼関係を築くほうが、結果的に良い仕上がりを呼び込みます。誠実なやりとりそのものが、良い気を育てるんですね。

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工期は「延びることもある」と考えておく

もうひとつ、心の準備としてお伝えしておきたいことがあります。それは、工事は予定どおりに終わらないこともある、ということ。近ごろは、物流の事情や素材・設備の入荷の遅れで、当初の見込みより工期が延びるケースが少なくありません。選んだ建材や住宅設備が「今は入ってこない」ということも、実際に起こります。

こうしたことは、工務店さんの努力だけではどうにもならない部分も大きいんです。ですから、スケジュールにはあらかじめ少し余裕を持たせておく。そして、多少の遅れが出ても、現場を責めるのではなく、おおらかに構える。この心の余裕が、めぐりめぐって現場との良い関係を保ち、結果的に良い家づくりにつながっていきます。焦りやいら立ちは、いい気を乱してしまいますからね。「多少延びても大丈夫」という余白を持っておくことが、開運リフォームの隠れたコツなんです。

ご近所への挨拶も忘れずに

工事中は、どうしても音や車の出入りで、ご近所にご迷惑をかけることがあります。工事の前に、隣近所へひとこと挨拶をしておく。これも、住まいの運を左右する大切な作法です。風水では、家は周囲との関係の中にあると考えます。ご近所との円満な関係は、その土地で気持ちよく暮らしていくための、目に見えない土台になります。工務店さんが挨拶回りをしてくれる場合も多いですが、可能ならご自身でもひとこと添えられると、より良いですね。

まとめ|日取りは軽やかに、人への感謝は丁寧に

リフォームの時期と心がまえ、振り返ります。避けたい時期として知っておきたいのは、土を動かす工事のときの「土用」。ただし間日という例外もあり、室内の内装リフォームならそこまで神経質にならなくて大丈夫です。良い日は、一粒万倍日や天赦日などを「予定が合えば」くらいの軽やかさで。方位は人と家で変わるので、気になるなら個別に見るのがおすすめです。

そして進め方のコツは、決めるまでの時間をじっくり大切にして、着工後の変更をなるべく減らすこと。そのうえで、物流や素材の事情で工期が延びることもあると心得て、スケジュールに余白を持っておくこと。この2つがあると、現場との関係も穏やかに保てます。

何より、家に関わってくださる人への感謝と礼儀こそが、いちばんの開運です。日取りは軽やかに、人への心遣いは丁寧に。この姿勢でいれば、あなたのリフォームはきっと、家も心もあたたかく整うものになりますよ。各場所の具体的なリフォーム風水は、キッチントイレやお風呂などの水回り玄関の記事でそれぞれお話ししています。あわせてどうぞ。

「工事する場所の方位が気になる」「間取り図を見て、どこをどう直すか相談したい」という方は、気になる場所ひとつの方位相談から、全体の図面相談までお受けしています。プランが固まる前が、いちばん効果的なタイミングです。 ▶ リフォームの風水相談はこちら


Aki
はじめまして、akiと申します。

20代で有名風水師の会社に就職をきっかけに本格的に風水を学び始め、資格を取得。
以来、家相診断・吉方位アドバイス・引越し相談・神棚設置など、住まいにまつわる風水相談を中心に活動しています。

風水は難しいものではなく、毎日の暮らしの中に自然に取り入れられるもの。片付け・料理・季節の暦——そんな日常の積み重ねが、運気を整え、気持ちよく生きることにつながると考えています。

猫たちと暮らしながら、常に福福しい自分でいたいと"整う暮らし"を日々実践中。
このサイトでは、難しい理論ではなく、明日からすぐに使える風水の知恵をお届けしています。

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