夏になると、いつも通り掃除しているのに、なんだか家の匂いが気になる…そんなことはありませんか。実はそれ、あなたの掃除が足りないせいではなくて、夏という季節の性質なんです。風水では、匂いは風に乗って厄を広げるものと考えます。つまり夏の開運は、匂いと水回りを制することがいちばんの近道。この記事では、鑑定と家事代行の両方で家に入り続けてきた私が、夏の家の「厄を溜めない整え方」を、今日からできる形でお話しします。読み終わる頃には、夏の家事がそのまま開運習慣に変わっているはずですよ。
夏の運気は「発散」がテーマ|陽の季節の過ごし方
まず、夏という季節の性質からお話しさせてください。風水的に見ると、夏は一年でいちばん陽の気が強い、エネルギッシュな季節です。秋の実りを迎える前に、ぐんぐん伸びて、動いて、発散させる時期なんですね。
だから夏の基本方針はシンプルで、「溜めずに、出す」。汗をかくのも、窓を開けて風を通すのも、外に出かけるのも、ぜんぶ夏らしい気の使い方です。逆に言うと、この季節にいちばん相性が悪いのが「こもる・よどむ・溜まる」こと。締め切った部屋、放置された生ゴミ、ぬめった排水口——夏の家で起きがちなこれらは、発散の季節の流れに逆らってしまうんです。
そしてもうひとつ。陽の気が強い季節だからこそ、家の中で陰になる場所に目を向けてほしいんです。日の当たらない北側の部屋、水回り、収納の奥。明るい季節ほど、暗い場所との差がくっきり出て、よどみが溜まりやすくなる。夏の風水は、この「陰の場所をキレイにする」が合言葉になります。
夏の風水は匂いから|厄は風に乗って広がります
ここからが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。夏、いつも通りに掃除をして、ゴミもちゃんと捨てているのに、匂いが出やすいと感じませんか。これはもう、気温と湿度が高い日本の夏の宿命で、どのお宅でも起きることなんです。私が家事代行でうかがうお宅でも、夏はやっぱり、キッチンや洗面所の空気が重たくなりがちです。
風水では、悪い匂いは「厄が風に乗って家じゅうに広がっていく」イメージで捉えます。目には見えないけれど、匂いのある空気が部屋から部屋へ流れていくのを想像すると、しっくりきませんか。だから夏の厄落としは、高いグッズを買うことじゃなくて、匂いの元を断つこと。ここに尽きるんです。
生ゴミ・おむつ・ペットのトイレは「紙でくるんで」捨てる
匂いの元を断つのに、私がいちばんおすすめしている方法をご紹介しますね。生ゴミや、おむつ、ペットのトイレの始末など、匂いの出るものは、直接そのままごみ箱に捨てるのではなく、小さなビニールにまとめた後に紙でくるむ。これだけです。
使う紙は、ポストに入っていたチラシでも、新聞紙でも、Amazonの箱に緩衝材代わりに入っているあの茶色い紙でも大丈夫。紙が水分と匂いを吸ってくれるので、ゴミ箱を開けたときの「うっ」がびっくりするほど減ります。特別なものを買わなくても、家に届く紙をとっておくだけでできるのがいいところ。風水的にというより、まずは家事の知恵として本当に効くので、ぜひ今日の生ゴミから試してみてください。匂いが消えると、キッチンに立つときの気持ちまで軽くなりますよ。

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陰になる水回りをキレイに|玄関・キッチン・お風呂
匂いの次は、場所の話です。先ほどお話しした「陽の季節ほど、陰の場所を整える」を、家の中の3か所で実践していきましょう。
キッチン|排水口と冷蔵庫は「よどみ」の定位置
夏のキッチンでまず見てほしいのが排水口です。ぬめりと匂いが出やすいこの場所は、家の中でも特によどみが溜まりやすいところ。夜、洗い物の最後にサッと洗って水気を切っておくだけで、翌朝の空気が変わります。それから冷蔵庫。夏は詰め込みがちですが、奥で忘れられた食材は、それ自体が小さなよどみです。週に一度、庫内をざっと見渡して「もう食べないもの」を手放す。これも立派な夏の厄落としです。
お風呂|一日の厄を流す場所こそ、こもらせない
風水では、お風呂は一日の厄を洗い流す場所と考えられています。だからこそ、その厄が湿気と一緒にこもってしまうのがいちばんもったいない。夏は特に、入浴後に換気扇を回す、できれば壁の水気をサッと切る、残り湯を長く溜めっぱなしにしない——この3つを意識してみてください。浴室の風水については、こちらの記事で詳しくお話ししています。
▶ 風水では浴室は厄落としの場所

玄関|夏の匂いは「靴」から始まります
玄関は良い気の入口ですが、夏は汗を吸った靴の匂いがこもりやすい場所でもあります。出しっぱなしの靴を減らして、たたきを水拭きして、風を通す。帰宅した瞬間の「うちの匂い」が変わると、家全体の印象まで変わります。玄関に飾りものを足す前に、まず匂いと足元。順番はいつでも、掃除が先です。
夏バテしやすい時期の健康運|寝室に「涼」をつくる
夏の運気で意外と見落とされがちなのが、健康運です。どんなに家を整えても、住んでいる本人が夏バテでぐったりしていたら、運を受け取る体力がありません。そして健康運の土台は、なんといっても睡眠。つまり寝室です。
熱帯夜の寝室は、熱と湿気がこもって、陰の場所であるべき寝室が落ち着かない空間になりがちです。寝る前に一度窓を開けて熱気を逃がす、寝具を汗を吸う素材に替える、枕まわりに物を積まない。この小さな積み重ねで、眠りの質はちゃんと変わります。ぐっすり眠れる寝室は、それだけで健康運を支える最高のパワースポットなんですよね。
夏らしいアイテムで、心地よく発散する
そのうえで、夏らしいアイテムを味方につけるのもおすすめです。私が好きなのは、こんなものたち。
- 風鈴:音は空気を動かし、場を切り替えてくれます。窓辺にひとつで、風の通り道が生まれます
- ガラスや透明感のある器:見た目の涼は、こもった気持ちをゆるめてくれます
- すだれ・い草・リネンなど自然素材:強い日差しをやわらげて、陽の気をほどよく調整してくれます
どれも「夏を心地よく過ごす工夫」がそのまま風水になっている、という感覚で選んでみてください。高価なものである必要は、まったくありませんからね。
まとめ|夏の厄落としは、匂いを断って風を通すこと
夏の風水は、難しいことをしなくて大丈夫です。ポイントは3つだけ。匂いの出るものは紙でくるんで捨てて、厄の元を断つ。陽の季節だからこそ、キッチン・お風呂・玄関という陰になりやすい水回りをキレイに保つ。そして寝室に涼をつくって、夏バテから健康運を守る。
どれも、夏の家事の延長でできることばかりです。エネルギッシュな発散の季節、家のよどみを溜めずに流して、あなたと家族が気持ちよく動ける夏にしていきましょう。家が整うと、不思議と体も気持ちも軽くなっていきますから。
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