夏の帰省、あなたはどんなふうに過ごしていますか。実家でのんびりして、家族と食卓を囲んで、あっという間に終わってしまう——それだけでも十分すてきな時間ですよね。でも実は、帰省って開運の視点で見ると、一年でも特別な意味を持つ時間なんです。ご先祖さまと、生まれ育った土地。自分のルーツにあたるこの2つに触れられる機会は、そう何度もありません。この記事では、帰省中に必ずしてほしい3つの開運アクションと、お墓参りの基本的な作法を、家を読む専門家としてお話しします。
なぜ帰省が「開運の時間」になるのか
風水や東洋の考え方では、人の運を支えるものとして、大きく2つの流れを見ます。ひとつは、ご先祖さまから受け継いできた縦の流れ。もうひとつは、土地から受け取る気の流れです。
そして帰省は、この2つに同時に触れられる、めったにない機会なんですね。お墓や仏壇の前で手を合わせれば、自分がどこから来たのかという縦の流れを確かめられる。生まれ育った土地の空気を吸い、その土地の水や食べものをいただけば、自分を育ててくれた気をもう一度チャージできる。私は家を読む仕事をしていますが、家の運を支えている根っこは、結局ここにあるなあと感じることが多いんです。
だから帰省は、ただの里帰りではなく「自分の土台をメンテナンスする時間」。ここからお伝えする3つを意識するだけで、同じ帰省がぐっと意味のあるものに変わりますよ。
開運アクション①|お墓参りで、ご先祖さまにご挨拶
まずいちばんにお伝えしたいのが、お墓参りです。
お墓参りは「お願いごとをしに行く場所」ではなくて、「無事に暮らせています」と報告して、感謝を伝えに行く場所。ご先祖さまがいて、いまの自分がいる——その当たり前を、年に一度きちんと確かめる。この積み重ねが、目には見えないけれど、家の運の土台をしっかりさせてくれると私は思っています。
お墓参りの基本的な仕方
「久しぶりすぎて、作法を忘れてしまった」という方のために、基本的な流れをまとめておきますね。地域や宗派によって違いはありますから、ご実家のやり方があるなら、そちらを優先してください。
まず、お寺の墓地であれば、ご本尊にご挨拶をしてからお墓へ向かいます。お墓に着いたら、いきなりお参りするのではなく、まずはお掃除から。雑草を抜いて、落ち葉を片づけ、墓石を水で洗ってきれいに拭きあげます。この掃除の時間そのものが、いちばんの供養だと言われるくらい大切なところなんです。家の掃除と同じで、きれいに整えると場の空気が変わるのを感じられると思います。

きれいになったら、お花とお供えものを供えて、お線香をあげ、静かに手を合わせます。心の中で、名前と近況を報告するといいですよ。「〇〇です。今年も家族みんな元気にしています」——それだけで十分です。
最後に、お供えした食べものは持ち帰るのを忘れずに。置いたままだと傷んだり、動物に荒らされたりして、かえって場を乱してしまいます。そしてお参りは、できれば午前中の明るい時間帯に。これも昔から言われている、気持ちのいいお参りのコツです。
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開運アクション②|実家の氏神神社へご挨拶に行く
2つめは、ご実家の地域の氏神神社(うじがみじんじゃ)へのご挨拶です。これ、意外とやっていない方が多いんですが、私はとてもおすすめしています。
氏神さまは、その土地とそこに住む人々を守ってくださる神さまとされています。特に、自分が生まれ育った土地の神さまは産土神(うぶすながみ)とも呼ばれ、生涯を通じて見守ってくださる存在だと言われてきました。いまは別の場所で暮らしていても、自分のルーツの土地の神さまに「おかげさまで元気にやっています」とご挨拶する。それは、根っこの部分に栄養を届けるような行為なんですね。
参拝の作法は、難しく考えなくて大丈夫です。鳥居の前で一礼して、手水舎で手と口を清め、二拝二拍手一拝でお参りする。そのとき、いきなりお願いごとをするのではなく、まずは「〇〇に住んでいる〇〇です。いつもありがとうございます」と、名乗って感謝を伝えるところから。子どもの頃に遊んだ境内に立つと、不思議と背筋が伸びる感じがすると思いますよ。ご家族と一緒に行けたら、なおいいですね。

開運アクション③|地のものを食べて、土地の力をいただく
3つめは、いちばん楽しい開運アクション。その土地のものを食べることです。
昔から、その土地で採れたものを、その土地で暮らす人がいただくのがいちばん体に合う、という考え方があります。地元の畑で採れた野菜、そこの水で作られたもの、子どもの頃から食べてきた郷土料理。こうした「地のもの」には、その土地の気が詰まっていると考えられてきました。
そして帰省で食べる地のものには、もうひとつ特別な意味があります。それは、自分を育ててくれた土地の力を、もう一度体に取り入れられるということ。都会での暮らしで少しすり減った分を、ふるさとの味で満たし直すイメージですね。お母さんの作った煮物でも、地元のスーパーで買ったお惣菜でも、道の駅の野菜でもいい。「これ、ここのものだな」と意識して味わうだけで、開運アクションになります。せっかくなら、地元の水も飲んでみてください。
このあたりの、季節の行事に込められた意味については、こちらの記事でも詳しくお話ししています。お盆の由来を知ってから帰省すると、また味わいが変わりますよ。
▶ 夏の行事は開運の宝庫|土用・暑中見舞い・お盆の由来と厄払いの知恵
帰省の「方角」は気にしすぎなくて大丈夫
ときどき、「実家の方角が今年は良くないみたいで、帰省していいのか迷っています」というご相談をいただきます。
私の考えをお伝えすると、里帰りについては、あまり神経質にならなくていいと思っています。帰省は新しい土地へ移り住むことではなくて、自分のルーツである場所へ一時的に戻ること。方角の吉凶をびくびく気にして、ご先祖さまや家族に会いに行くのをやめてしまうほうが、よっぽどもったいないですから。気になるようでしたら、帰ってから家をきれいに整える。それで十分です。
引越しのように「住まいを移す」場面の方位については、こちらで詳しくお話ししているので、気になる方はどうぞ。 ▶ 引越しの風水で凶方位が不安な人へ|現実的な向き合い方と対処法
まとめ|帰省は、自分の根っこを整える時間
帰省中にしてほしい開運アクションは、3つだけ。お墓をきれいにしてご先祖さまに感謝を伝えること、実家の氏神さまへ「元気です」とご挨拶に行くこと、そして地のものを食べて、育ててくれた土地の力をいただくこと。
どれも特別な準備はいらないし、お金もほとんどかかりません。それでも、この3つをやって帰ってきた夏は、なんだか気持ちの座り方が違うんですよね。自分の根っこが、しっかり土に張っている感じがする。秋からの実りの季節に向けて、これ以上ない準備になります。今年の帰省は、少しだけ意識して過ごしてみてください。
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最後に、帰省の手土産おすすめ品をご紹介
お義母さまにも喜んでいただける、上品で日持ちもよく、事前にお取り寄せ可能な便利で美味しいお菓子
銀座ウエスト 誰もが美味しいと感じる安定のリーフパイにドライケーキ
東京みやげといえば!千疋屋
源吉兆庵 ここの夏のゼリー物はマジ旨い

