家のリフォームを考えるとき、玄関は後回しになりがちな場所かもしれません。でも風水の視点では、玄関こそいちばん大切にしてほしい場所なんです。というのも、玄関は家に良い気が入ってくる「気の入口」だから。ここが暗かったり、ものであふれていたりすると、せっかくの良い運も入ってきづらくなると考えられています。逆に言えば、玄関を整えるだけで家全体の運気が変わるということ。この記事では、玄関のリフォームで意識したい方角と明るさ、そして良い気を呼び込むための整え方を、家を読む専門家としてお話しします。
玄関は「気の入口」|家でいちばん大切な場所
まず、なぜ玄関がそれほど重視されるのかをお話しします。風水では、家に流れ込む気は、玄関から入ってくると考えます。人が出入りする場所であると同時に、目に見えない運気の通り道でもあるんですね。だから玄関は、家全体の運気を左右する、いちばんの要所とされています。
想像してみてください。もし玄関が薄暗くて、靴が脱ぎっぱなしで、なんとなく空気が重い……という状態だったら。せっかく訪れた良い気も、そこで足止めされてしまいそうですよね。反対に、明るくて、すっきりと片づいていて、風がすっと通る玄関には、良い気が気持ちよく入ってきて、家の奥まで流れていきます。玄関を整えることは、家といううつわに、良い運を招き入れる準備そのもの。リフォームで手を入れるなら、ぜひ優先順位を上げてほしい場所なんです。
リフォームを安心に安く|リフォーム比較プロ玄関風水のいちばんの基本は「明るさ」と「清潔」
方角の話に入る前に、玄関風水で絶対に外せない土台をお伝えします。それは、明るさと清潔です。これは方角にいっさい関係なく、すべての玄関に効く基本中の基本。
まず明るさ。暗い玄関は、気が停滞しやすいとされます。自然光が入りにくい玄関なら、リフォームのときに採光窓を検討したり、明るい照明に変えたりするだけで、印象がまるで変わります。玄関を入った瞬間に「わっ、明るい」と感じられる家は、それだけで運気の土台ができているんです。
次に清潔。たたき(靴を脱ぐ土間の部分)に砂や汚れが溜まっていると、良い気が入ってきづらいと言われます。こまめに掃き掃除や水拭きをして、いつもきれいに保ちたいですね。そして、脱いだ靴は出しっぱなしにせず、下駄箱にしまうこと。家族の人数分の靴が並んでいるだけで、玄関は一気に狭く、雑然として見えてしまいます。
リフォームで収納を増やせるなら、ここは大きなポイントになります。
方角別|玄関に向くとされる方位
ここからは方角の話です。ただ、先にひとつお伝えしておきますね。方角の吉凶は、本来その方の生年月日や、家の中心から見た位置によって変わるもので、「この方角が絶対に良い・悪い」と一律には決められません。ここでお話しするのは、あくまで伝統的な一般論として受け取ってください。
東・東南は、昔から玄関と相性が良いとされてきた方角です。朝日が差し込み、成長や発展、良いご縁を象徴する方位とされるので、玄関にはうれしい方角と言われています。
南は、名声や発展を象徴するとされる方角。ただし火の気が強いとされるので、明るさを活かしつつ、すっきりと整えておくのがよいとされます。
北は、静かで落ち着いた方角とされますが、暗く冷えやすい面もあります。これは、北から冷たい風が入って家全体が冷えやすい、という昔ながらの環境的な知恵とも結びついています。家相の考え方には、こうした日本の気候や暮らしの実感に根ざした部分も多いんですね。玄関がこの方角なら、照明や明るい色使いで、あたたかみを足してあげるとバランスが整います。
西・北西は、金運や、その家のあるじに関わるとされる方角。西日で傷みやすい面はありますが、整えておくと実りを招くとされてきました。
そして、家相で昔から玄関にも気をつけたいとされてきたのが、鬼門(北東)と裏鬼門(南西)のライン。この方角の玄関は良くないと言われることもありますが、いまの住まいでここに玄関がある方も、もちろんたくさんいらっしゃいます。その場合も、心配はいりません。先ほどお話しした「明るく・清潔に」を徹底すれば、方角の心配は十分にカバーできます。方角を動かせないことより、そこをどう整えるかのほうが、ずっと大切なんです。
参考|「方角の吉凶は一律ではない」理由
もう少し踏み込んだ話も、参考までにお伝えしますね。ここまでの方角の話は、主に家相の考え方——つまり、家の中心から見てどの方位に玄関があるか、という見方がベースです。北風で冷えるといった、環境と結びついた昔ながらの知恵ですね。
いっぽうで、八宅風水という流派では、少し違う見方をします。ここでは、玄関の扉がどちらを向いているかをとても重視するんです。たとえば同じ北側の玄関でも、玄関ポーチを四角くせり出させて扉の向きを変えると、その家の「宅卦(たっけ)」という性質が変わり、住む人との相性まで変わってくることがある、と考えます。
つまり、同じ「北の玄関」でも、家相と八宅では見立てが違うこともあるということ。だからこそ、「この方角は絶対にダメ」と決めつけず、一律には言えないんですね。もしリフォームで玄関ポーチや扉の向きから大きく手を入れられるなら、こうした流派ごとの見方も踏まえて、ご自宅に合わせて考える価値があります。気になる方は、後ほどご案内する個別相談で、ご自宅の間取りに合わせて読み解くこともできますよ。
リフォームを安心に安く|リフォーム比較プロリフォームで意識したい、玄関の整え方
方角の次は、玄関の中で意識したい具体的なポイントです。リフォームで手を入れられる部分を中心にまとめます。
収納(シューズクローク)で、たたきをすっきり
玄関風水で効果が大きいのが、収納です。靴やベビーカー、傘、アウトドア用品などがたたきに出ていると、良い気の通り道をふさいでしまいます。リフォームでシューズクロークや大きめの下駄箱を設けられると、出ているものをすべて隠せて、たたきが常にすっきり。見た目の広さも生まれて、玄関がぐっと格上げされます。
照明と採光で、明るい玄関に
繰り返しになりますが、明るさは玄関の生命線です。暗くなりがちな玄関なら、リフォームのタイミングで採光窓を足したり、明るい照明を複数つけたりするのがおすすめ。人が入ったときに自動で点く照明にしておくと、帰宅の瞬間がいつも明るく迎えられて、気持ちよく家に入れます。
鏡を置くなら、位置に気をつけて
玄関に鏡を置きたい方も多いと思います。鏡は空間を広く明るく見せてくれる便利なアイテムですが、置く位置には昔からの考え方があります。玄関を入って真正面に鏡を置くのは避けたいとされているんです。せっかく入ってきた良い気を、鏡がはね返してしまうと言われているから。鏡は入って右か左の壁に掛けると、気を跳ね返さずに空間を広げてくれます。
そして、右か左かで象徴する運が違うとも言われています。
入って右側の壁の鏡は、仕事運・発展運・健康運・対人運を高めるとされ、外での活躍や人とのつながりを後押ししてくれる位置。
いっぽう左側の壁の鏡は、金運・恋愛運・家庭運に関わるとされ、暮らしや実りを豊かにする位置と言われます。「いま自分が伸ばしたい運はどちらかな」と考えて、鏡を掛ける壁を選んでみてください。リフォームで鏡を造作するなら、この左右の意味も意識できるといいですね。ちなみに、左右どちらの場合も、鏡は曇りなくいつもきれいに磨いておくのが大切です。
香りと植物で、心地よい入口に
最後に、リフォームの仕上げとして。良い香りのする玄関は、それだけで気持ちよく、良い気を招くとされます。そして、元気な観葉植物をひとつ置くと、生き生きとした気が加わって、玄関がぱっと明るい印象になります。造作の棚やニッチ(飾り用のくぼみ)を作っておくと、季節の花や植物を飾る場所ができて、玄関を楽しく整えられますよ。
位置を大きく変えられないときの工夫
「玄関の位置なんて、リフォームでもそう簡単には動かせない」——そのとおりですよね。でも、安心してください。玄関の位置や方角を変えられなくても、良い気を招く方法はたくさんあります。
いちばん効くのは、やはり明るさと清潔です。照明を明るいものに替え、たたきをいつもきれいに保ち、靴を出しっぱなしにしない。これだけで、玄関の気の状態はぐっと良くなります。そこに、良い香りや元気な植物、正しい位置の鏡を添えれば、方角に関係なく心地よい入口が作れます。100点を目指さなくて大丈夫。今より少し明るく、少しすっきりと。できることから始めれば、玄関は必ず応えてくれます。
地域の優良工務店が探せる【ハウジングバザール】まとめ|玄関は「明るく・清潔に」が最強の開運
玄関のリフォーム風水、振り返ります。玄関は家に良い気が入ってくる大切な入口。だからこそ、方角以上に大切なのが、明るく清潔に保つことでした。収納を増やしてたたきをすっきりさせ、照明や採光で明るくして、靴は出しっぱなしにしない。鏡は真正面を避け、香りや植物で心地よく整える。そして、方角が気になっても、動かせないなら明るく清潔にすれば大丈夫です。
毎日通る場所だからこそ、玄関が整うと、家に帰るのが楽しみになります。その心地よさが、暮らし全体の運を少しずつ底上げしてくれますよ。これまでのシリーズもあわせてどうぞ。

「うちの玄関、この間取りで大丈夫?」「図面を見て相談したい」という方は、気になる場所ひとつの方位相談から、全体の図面相談までお受けしています。リフォームのプランが固まる前が、いちばん効果的なタイミングです。 ▶ リフォームの風水相談はこちら
— 最後まで読んでくださってありがとうございます。
「うちの金運、大丈夫かな?」と気になった方に、 無料のチェックシートをプレゼントしています。
「お金が逃げる家」診断チェックシート20項目。
玄関・キッチン・トイレ・寝室…場所ごとに やってしまいがちなNGを、サクッと確認できます。
LINEお友達登録いただくと、すぐにお届けします。


